環境調査事業
産業廃棄物分析
ダイオキシン類分析
ダイオキシンはプラスチックなどを燃やした時に出る化学物質です。焼却物だけでなく、塩素によるパイプなどの漂白、塩素系農薬などの化学合成時の副産物でも発生する、人為的に作られた塩素化合物です。
ダイオキシンは単独の物質の呼び名ではなく、2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-パラ-ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)などの毒性の高い塩素系有機化合物の総称であり、ダイオキシン類対策特別措置法では、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)、コプラナーポリ塩化ビフェニル(Co-PCB)を「ダイオキシン類」として定義しています。
ダイオキシン類は、青酸カリよりも毒性が強く、人工物としては最も強い毒性を持つ、と言われていますが、日常の中で摂取されうる量はごく微量であるため、急性毒性が生じることは考えられません。しかし脂肪には溶けやすいという性質からその蓄積性が懸念され、発がんのリスクが高まると言われています。
焼却などで生じたダイオキシン類は大気中に拡散され、水中や土壌に定着します。そのためダイオキシン類特別措置法では、ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む)及び土壌の汚染に係る環境基準、を定めています。
ダイオキシン類の環境基準
- 大気 0.6pg-TEQ/m3 以下
- 水質 1pg-TEQ/L 以下(水底の底質を除く)
- 水底の底質 150 pg-TEQ/g 以下
- 土壌 1,000 pg-TEQ/g 以下
また排出規制基準として以下のようにも定められています。
- 排ガス 0.1~10ng-TEQ/m3N (特定施設種類の既設新設による)
- 排水 10pg-TEQ/L
- ばいじん及び焼却灰その他の燃え殻 3ng-TEQ/g
これらダイオキシン類の分析は他の有害物質と比べ、単独でなく多種類の分析であること、極微量まで検出しなければいけないこと、などから「特定計量証明事業登録」が必要となり、時間も費用もかかります。
FACTでは複数の特定計量証明事業者とも連携しておりますので、ダイオキシン類分析が必要な方はお気軽にご連絡ください。
環境調査・環境分析
産業廃棄物調査・分析は、当社がすべて引き受けます!
神奈川県横浜市のFACTでは環境調査・環境分析におけるコンサルティングを行っています。
環境計量証明事業との協業により、お客様へ最適な価格、精度、納期をお届けします。お客様にとっての【最適解】をご用意します。
各種サンプリング、現地調査も承ります。お気軽にご連絡ください。